リヒテンシュタイン公国に行こう
遅くなって申し訳ないです。A401嵯峨です。
クリスマスっぽいことを書こうとしましたが、いい感じにまとまらなかったので代わりに以前リヒテンシュタイン公国に行ったことについて書きます。
リヒテンシュタイン公国とはスイスとオーストリアの間にある小さな国です(小豆島と同じぐらいの面積)。EUには入っていないものの、シェンゲン協定に入っており、スイス、またはオーストリアからパスポートのチェックなしで行く事ができます。公用語はドイツ語、通貨はスイスと同様スイス・フランを使っています。リヒテンシュタインには侯爵がおり、リヒテンシュタイン城には今も侯爵が住んでいます。この国は「ルパン3世 カリオストロの城」のカリオストロ公国のモデルとも言われています。(諸説あり)
リヒテンシュタインに行くには2通りの行き方があります。一つはスイス側から、もう一つはオーストリア側から行く方法です。今回はスイス側から入りました。
スイス側からリヒテンシュタインに行く場合、まずスイスのザルガンス(Sargans)という地域に電車で行きます。チューリッヒから電車が出ているのでそれに乗ります。途中にボーデン湖を眺めることができます。
ザルガンスに到着するとバルターミナルがあるので、そこから12E番もしくは11番のバスに乗ります。僕はこの12E番のバスに乗りました。
バスの中はこんな感じです。サルガンス行きの電車切符がバスの切符も兼ねているという情報を信じ、特に切符を買う事なく乗りましたが問題はありませんでした。バスは結構新しいです。
途中ライン川を渡り、スイスからリヒテンシュタインへと国境を越えます。
ファドゥース(Vaduz)にて降りると国の中心部に行く事ができます。ザルガンス駅から30分ぐらいかかりました。
リヒテンシュタインは中心に丘があり、そこにリヒテンシュタイン城が建っています。
丘からの眺めはこんな感じでした。
中心部には教会や商店街、政府機関があります。博物館や美術館もあります。
商店街は案外綺麗でした。お土産もここで買えます。逆に言えばここでしか買えません。
商店街の広場ではスケートリンクが設置されていました。割と賑わってました。
リヒテンシュタイン中央部に最も近い駅は中心部から3キロほど離れていました。バスでも行けますが、今回は歩いていきました。
中心部から離れると一気に人気がなくなり、田舎道になります。
途中マクドナルドがありました。多分リヒテンシュタイン唯一のマクドナルドです。
カジノもありました。
駅に近づくと店が増えてきました。教会もありました。
駅はこんな感じでした。名前はシャーン・ファドゥーズ駅(Schaan-Vaduz)です。駅前のバスターミナルのデザインが斬新でしたが、人はほとんどいませんでした。
この駅からオーストリアのフェルトキルヒ駅(Feldkirch)まで行きました。あまり乗客はいませんでした。リヒテンシュタイン中心部からフェルトキルヒ駅まで直接行けるバスもあり、恐らくほとんどの人はこれを使っているのだと思います。
正直観光は数時間で済む程に小さな国ですが、アルプスの山々の中にあって、景色はとても綺麗でした。また、国の首都であっても観光客であふれかえることもなく、静かな街並みを楽しむ事ができました。
人とは少し違った国に行ってみたいのでしたら、とてもお勧めの国です。スイスやオーストリアに行ったついでに寄ってみるのはいかがでしょうか?